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  2022年7月:博多
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【7月4日(月)曇り】大濠公園・VITO Caffe・吉塚うなぎ屋

地下鉄空港線・祇園駅から大濠公園駅に移動。
大濠公園駅で地下鉄を降りて外に出ると福岡城跡の濠の前に出た。雲が多いのは台風4号の影響だろう。

駅を出たところに掲げられている案内図を見ると大濠公園は右側の池の周辺で、左側を舞鶴公園(福岡城趾)というようだ。

大濠公園・舞鶴公園(福岡城址)案内図。

案内板の前の池は福岡城の濠跡だが嘗ては入江だったと言う。

濠跡の右は舞鶴公園。

三の丸広場に向かうと、一面クローバーで埋め尽くされた広場の奥に城郭のような建物が見える。近づくと「(伝)潮見櫓」と書かれているが立ち入り禁止だった。

案内板には次のように書かれていた。

『福岡城に50近くあった櫓の一つです。大正初期に浜の町の黒田別邸に移築され、昭和31年(1956)に再移築されました。潮見櫓の本来の位置は、現在の位置ではなく三の丸北西角であり、また、この建物は平成3年の調査の結果、潮見櫓ではなく城内の別の櫓であると考えられています。平成20年11月 福岡市教育委員会』

見櫓。

潮見櫓に隣接しているのが下之橋御門で案内板の内容は以下の通り。

『福岡城は、福岡藩初代藩主黒田長政によって、慶長6年(1601)から7年をかけて築かれました。城内への門は、堀に架かる3つの門、上之橋、下之橋、追廻橋にそれぞれあり、このうち下之橋を渡って入る門がここ下之橋御門(下之橋大手門)です。現在の門は文化2年(1805)に建てられましたが、明治時代に上層部を失い、長く一層のままでした。平成12年に不審火によって被災したため、復旧に向けた調査研究を行い、同20年に二層櫓門として復元しました(以下略)。平成20年11月 福岡市教育委員会』

下之橋御門(城内側から)。

下之橋御門と潮見櫓(濠側から)。

三の丸広場のクローバー。

三の丸広場を降りて池に向かう。大きな池だが案内板に名前が書かれていない。大濠とでも呼ぶのだろうか?

福岡市のほぼ中央にある大濠公園は、総面積が約39万8千平方メートル、池の面積が約22万6千平方メートル、池の周囲は約2キロメートルの周遊道になっている。

この辺り一帯は草香江と呼ばれる博多湾に続く入り江だった。福岡藩初代藩主黒田長政が入り江の一部を埋め立てて、天神を通って那珂川へと掘られた肥前堀と共に、福岡城の外堀とした。

1927(昭和2)年にここで開かれた東亜勧業博覧会を機に県は造園工事を行ない、1929(昭和4)年に県営大濠公園として開園したもの。

大濠(池?)。

池の中央には三つの島、柳島、松島、菖蒲島があり、観月橋、松月橋、茶村橋、五月橋が池畔とそれぞれの島を結んでいる。

観月橋、柳島と浮見堂。

池に浮かぶ島で小一時間、風にあたりながら休憩する。

一番大きな島、松島。

厚くなる一方の雲。これは降ってくるな!

この雲だと降り出すのは時間の問題。

大濠公園駅から中洲川端駅へ移動。
地下鉄に乗る時は未だ降り出していなかったが、中洲川端駅を降りたら傘など役にたたないほどの強い雨が降っている。

中洲川端駅に繋がるビルの一階にあった VITO Cafe で雨が上がるのを待つ。

VITO Cafe。

椅子の組み合わせが面白いので写真を撮らせてもらった。

急な雨のせいなのか、他に客はこの一組のみ。

カップの中はミルクティー、カップも30分ほどで空になる。雨も上がったようだ。

居心地の良い大きな椅子で30分。

中洲川端駅から博多川左岸の博多川通りを5分ほど上流に向かい 「吉塚うなぎ屋」で早めの夕食。
明治6(1873)年創業というから、どんな趣の店かと思ったら未だ新しいビルだった。

吉塚うなぎ屋。

火野葦平が描いた河童の絵(陶板絵)が店内に架かっている。
常連の一人として火野葦平が通っているときに河童ファンだった店主が請うて葦平が座興で描いたものだそうだ。

絵に加えられた文は『河童うなぎ博士は曰く、ウナギというものは赤道直下までタマゴを生みに行き、二年かかって日本へかへり、吉塚に来てカバヤキになるのである。昭和三十年一月二十六日あしへい』と読める。

火野葦平の河童。

上品なきも焼きと常温の石川の酒「天狗舞」でスタート。

きも焼きと天狗舞。

お重は二段重ねで、うなぎと米飯は別盛り。

春慶塗の二段重ねお重。

満足が詰まっていたうなぎのお重。

博多川右岸からの「吉塚うなぎ屋」。

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