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 2004年4月:台北
4月28日4月29日4月30日5月1・2日地図

【4月29日】南港軟体園区

6時前に眼が覚めた。
部屋の窓から外を除くとホテルに隣接したマンションと庭が見える。庭はホテルの庭ではなく隣のマンションの庭だ。

マンション群とその庭。

オフィスに行くまでにはまだ大分時間があるのでホテルの周りを一回りしてみることにする。

ホテルのフロントで聞いてみると15分くらい歩くと大湖公園という大きな池のある公園があると言うのでおおまかな方角だけ聞いて出かけてみた。

ホテル前の交差点は信号で止まった出勤スクーターが群れている。

左が麗湖大飯店。

成功路を北に向かう。

道路の右側はマンションが並び左手は濃い緑に包まれた小山だ。
空の観光バスが何台も走り過ぎてゆく。

成功路を麗湖大飯店のある方角に振り返る。
左側に並んだマンション群の先にホテルがある。この道の右側は小山になっている。

この界隈は日本でいう億ションが立ち並んでいる。
IT関連事業で成功した若い経営者や金融関係者、芸能界の売れっ子がたくさん入居していると後になって聞いた。

成功路を振り返る。

マンション群を過ぎた辺り、左手の小山の中に何やら大きな実をつけた木が一本。食べられるのか、甘いのか?
大きな実はまだ青いが、ここが南国であることを思い起こさせる。

大きな実はマンゴーだろうか?

木の実を過ぎて直ぐの左手に小山の中に入ってゆく小さな道が見つかる。
ホテルのフロントで「ホテルを出て10分ほど歩くと左に入る道があり、そこを曲がると大きな池のある公園があるから行ってみるといい」と教えられていた。

とりあえず小道を折れてみる。小道は表通りからすぐに上りになり、古い石垣も見える。

古い石垣も見える。

倒れた木が山深い所にいるような気にさせる。ここが都会の真ん中とは思えない。

都会の真ん中とは思えない。

何か勘違いをしているようだと気づいたのは山の頂上に着いた時だ。

小道に入った時は、きっと池は山の上にあるんだろうと思い込んで歩き始めたのだが、おおよそ1時間近くかかってたどり着いた頂上は狭く、朝の体操をする人達がいるばかりだ。

後で、とんだ思い違いをしていたことが分かった。

(帰国してから調べたらこの山頂は白鷺鷥山という小山の頂上だった。)

頂上は狭い空き地だった。

池は無かったが頂上からは朝もやにかすんだ山の重なりが見えた。
文字どおり薄墨で描いたような眺めが展開されていた。思い違いにせよ上ってきてよかった。

山の重なりが薄墨で描いたようだ。

見下ろすと成功路と水面が見える。水はホテルのフロントで教えられた池か?

成功路が見える。

そろそろ山を下りてホテルに戻らないと。会議初日から遅刻するわけにも行かない。
上ってきた道を下ってゆく。

上りと下りで景色が違うのは日が上ってきたからか、緑が眼に眩しい。
道は細いがずっと鋪装されていて歩きやすい。

鋪装された山道。

山道を下りた所に屋根に派手な飾りを載せた祠があった。福裕宮(左)と老公祠だ。

福裕宮(左)と老公祠。

思いがけない結果になった朝の散歩からホテルに戻り着いたのが8時頃だったか、急いで朝食をすませて会議の待つ職場に向かう。

ホテルから職場のある南港軟体園区(Nan Gang Ruan Ti Yuan Qu)までは麗湖大飯店が運行しているシャトルバスで10分とかからない。

ここは台湾政府によって再開発されたIT関連企業向けの企業団地のような所だ。
右側二列目にちらりと見える建物の5階に勤務先の事務所がある。

南港軟体園区の事務所ビル。

南港軟体園区の近くに貿易センタービルも建設され、地下鉄と新幹線の駅もできるそうだ。

近くに地下鉄と新幹線の駅もできる。

ここのエレベーターはIDカードを使わないと目的の階のボタンを押してもボタンが反応しない。セキュリティなのだろう。
マンションなどのオートロックと同じで、IDカードを利用してエレベーターを下りる人と一緒に下りれば、後は非常階段を利用して好きな階に行くことができた。

G棟5階の勤務先事務所の入口。

受付のMiniさんは職場で一番若い20歳の人気者。

事務所の中の会議室前に坪庭のような植え込みがある。
東京赤坂の現在の事務所が風水の見立てによって決められたと聞いているが、この坪庭も風水の見立ての結果なんだろうか。
それとも少しでも自然を取り入れようとしての工夫なんだろうか?

会議室の前に設けられた植え込み。

Workshopは朝9時30分から夜8時頃まで各担当者からの営業報告が続いた。

カンファレンスルームでのWorkshop風景。

Workshop初日が終わった後、社長のAmyさんが台湾料理店「青葉」で営業関係者をねぎらってくれた。
長い一日だった。

左から財務担当Carolさん、社長Amyさん、香港のAlexさん。

左からOgata、Vincent、Nizuma、屠、Steve、Mark、Jamesの各氏。


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