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  2004年3月:房総半島
麻綿原高原天拝園→天津小湊妙法寺県民の森→天津小湊天津小湊→御宿地図

【3月】 麻綿原高原

一年を通じで気が向くとバイクで出かける先に房総半島中央にある麻綿原高原と御宿がある。
マイペースで走って一日で山と海を楽しんで帰ってこられるお気に入りのコースだ。

自宅の馬橋を出発して常磐平、五香、北初富を過ぎ、464号線を初富交差点で(東武野田線の高架下をくぐって)右折、東船橋に出る。

JR総武本線と成田街道を一またぎすると片側二車線の真新しい道路になる。この辺りは道路の整備工事も終わって数年前とは風景が一変している。

JR総武本線と成田街道を跨線橋で越えると片側二車線になる。

直進すれば京葉道路花輪インターチェンジだが、手前の信号を右折し14号線に下りる。

青い道路標識の辺りを右折して14号線に出る。

14号線に入ると直ぐに京成線谷津駅がある。そのまま進み京葉道路幕張インターチェンジの下をくぐると片側2車線、中央分離帯を備えた14号線になる。

右側の土手が中央分離帯。稲毛海岸を過ぎた辺り。

14号線は登戸三叉路を過ぎて千葉市役所前の辺りから357号線(16号線)につながる。

市原に入りしばらく走ると進行方向に[(直進)館山・木更津、(左折)勝浦、(右折)市原埠頭]の道路標識をかかげた跨線橋が見えてくる。市原埠頭入口の信号だ。
左角にDeny'sがある。短いが左折専用レーンが用意されている。この信号を左折し297号線に入ってゆく。

道路標識をつけた跨線橋とDeny'sが市川埠頭入口の信号だ。

市原埠頭入口交差点左角にあるDeny'sはいつも混んでいる。

JR内房線を越え八幡信号を過ぎると目の前に館山自動車道が297号線をまたいでいるのが見えてくる。
館山自動車道手前が辰巳団地入口の信号だ。

館山自動車道の下をくぐると山本三叉路の信号で道は二股に別れる。ここを右折するのだが直進の信号が長いので勝浦方面に進む車の列がすぐに長くなり辰巳団地入口の信号まで列がのびることがある。

正面が297号線をまたぐ館山自動車道。手前の道路標識にもY字路右手が勝浦と見える。

海士有木(あまありき)の辺りから養老川と小湊鉄道沿いに走る297号線の両側に水田が広がる。水田地帯を通り過ぎると上総牛久だ。

7月中旬の水田の様子。この先10分足らず出で上総牛久だ。

上総牛久では一休みすることが多い。
休憩に立ち寄るのがハンバーガーショップ「マクドナルド」。普段はハンバーガーショップに入ることは皆無だがここは例外。いつもホットアップルパイとホットコーヒーで30分ほど休憩する。

◆馬橋から上総牛久までの所要時間は約1時間30分◆

道路右手にT・MARTの看板の上にマクドナルドの看板がのっているのが見える。

店の前に作られたデッキにはキャラクターの人形が座っている。

マクドナルドからワンアクセルほど走ると米沢交差点だ。

この交差点を右折するのだが、いつも交差点手前の左角にあるガソリンスタンドでガソリンを満タンする。
ここから先、麻綿原までガソリンスタンドの数が少なく、そのスタンドも運が悪いと休んでいることがあるのだ。

右折すると直ぐに小湊鉄道の踏切がある。

米沢交差点。左手にガソリンスタンドの看板が見える。右折するとすぐに踏切なので車が一時停止するために流れが悪い。

小湊鉄道の踏み切りを渡り、直ぐに養老渓谷方面とある標識に従って81号線に入る。

左が養老渓谷方面、右が木更津方面。

この道に入ると走っている車の数が一気に少なくなる。前方に1台走っているのが見えればいい方だ。

前を走る車も対向車もないと気分ものんびりしてくる。

駒込、平野、月崎、大久保を過ぎ、石神のT字路を天津小湊方面に右折する。

石神のT磁路には大きな道路標識があるので見落とすことは無い。

ここを天津小湊方面に右折する。

小湊鉄道の養老渓谷駅前を抜け2kmほど過ぎて大きな右カーブを進むと目の前が開け道は下りになる。下った先が養老温泉だ。

カーブを曲がると目の前が開け道は下りになる。

普段は観光客の姿も少ないが、連休や夏休みにはこの静かな通りも駐車スペースを探す車でごったがえす。

養老温泉入口。この道の両側に鶴乃家、ホテル岩風呂、元祖養老館などがある。

鶴乃家の先に赤い太鼓橋が架かっているのが見えてくる。養老川に架かる観音橋だ。



観音橋の上から見た養老川は水量が少なかった(2005年9月17日)。

観音橋は出世観音の参道につながっている。橋を渡るとすぐに急な石段が続くがこれが参道だ。杉木立を縫うように石段を上って少し下った頃に小さなトンネルがある。

急な石段が杉木立を縫うように続いている(2005年9月17日)。

下る石段の先にはトンネルがある(2005年9月17日)。

トンネルを抜けて大きく右に回り込みながら石段を上りきると正面に出世観音堂があった。
立ち並ぶ真新しい石灯籠の間に立つ由来書きには「養老山聖天院立國寺」と記してあった。

由来書きによればこの観音様も源頼朝に由来を求めている(2005年9月17日)。

観音橋を過ぎて温泉街の外れで道が上りに差し掛かる辺りを左折し旧道を進む。
旧道に入らずに直進すれば、トンネル2つをくぐって老川交差点手前で465号線にぶつかる。

ここを左折すると急カーブが続く旧道に入る。

旧道は見通しの悪い急カーブが続き、老川小学校の脇を抜けて急な下りを左に右に下り切ると老川交差点で465号線にぶつかる。

老川交叉点。ここを直進する。

これを突っ切って今度は急な上りに入る。交差点から道なりにおおよそ3kmほど進み大きなカーブを曲がり切ると秘湯の宿「滝見苑」の前に出る。

秘湯の宿「滝見苑」。

滝見苑でバイクを下りて養老川まで遊歩道を下りて行く。遊歩道の入口はうっかりすると見落としてしまいそうな小道だ。

栗又の滝にでる遊歩道の入口。

遊歩道まで急な坂道を下って行くと養老川に出る。
川の左手に、道路標識では「栗又の滝」、観光案内では「養老の滝」そして地図では「高滝」と記されている滝が見える。

道路標識は「栗又の滝」、観光案内は「養老の滝」そして地図では「高滝」と記されている滝は、木々に囲まれ陽射しを返して眩しく光っていた。

滝近くの河原にたてられた標識には「栗又の滝」とある。

滝を後にして先に進むと道は狭くなる。
橋を4つ渡って(途中トンネルが一つある)5kmほど往くと会所トンネルにぶつかかるが、トンネルの1km程手前、道路より一段高くなった杉山を開いたようなに所に朱鷺色(サーモンピンク色)をした家がある。

周囲の濃い緑を背景に朱鷺色がひときわ鮮やかだ(2005年9月17日)。

随分以前からこの道を走っているがこの家に気づいたのは最近のような気がする。

いったいどんな人がこんなきれいな色の家に住んでいるんだろうとここを通る度に気になるので思いきって訪ねてみた。
門を入りゆるいアプローチを上りきるとネットのフェンスに囲まれた庭から訝し気にこちらを窺う姿があった。

来意を告げると人なつこい笑顔で「丁度一休みしようかと思っていたところだ」などといいながら、部屋に上がってお茶でも呑んで行けと言う。

お茶をいただきながら話を伺った。彼はこの家のオーナーで週末を利用して一人でこちらに来ているのだそうだ。

品川区に住むオーナーの佐藤さん(2005年9月17日)。

家は20年程前に建てたものだそうだが昨年、今の色に塗り替えたのだという。
走っていて急に目に着くようになった理由に合点がいった。

数年前から庭を利用して野菜作りを始めたが、明日は収穫と言う前の夜に必ず鹿や猪、狸、白鼻心などに食べられてしまうので、今はぐるりをネットのフェンスで囲っているのだと教えてくれた。

芝も手入れをせずに伸びたままにしておくとマムシが出るので、この時期に子供達(と言っても大学生だそうだが)が遊びに来るような時は芝を短く刈り込むのだそうだ。

佐藤さんの家からわずか先でカギの手になった道を行くと会所トンネルが見える。
このトンネルをくぐって直進すれば小湊・興津方面。

「あじさい麻綿原高原」の標識に従ってトンネル直前を右折すれば麻綿原高原だ。

会所トンネル直前の右折路と麻綿原高原の標識。

「あじさい麻綿原高原」の標識に従って右折する。

この道の左側一帯は千葉県が「会所生活環境保全林」に指定している勝浦ダムの水源涵養林になっている。
ここから左の山を2.7kmほど行くと勝浦ダムに出る。

右手が「筒森展示林」。この道を少し行くと右手に「もみの郷交流体験施設」があり、夏休みの時期には蕎麦打ちが体験できる。

「筒森展示林」。

左手一帯が「会所生活環境保全林」、右手が「筒森展示林」。

ひっそりした勝浦ダム湖。

紫陽花の群生で有名な天拝園のある麻綿原まで会所から4km余りだろうか。

道は途中から麻綿原に向かう一方通行になる。一方通行になる辺りから道幅は急に狭くなりカーブと勾配がきつい登りになる。落石も多く気の抜けない区間が麻綿原まで続く。

あちこちに落石の小砂利があって、うっかりすると後輪をとられる。

麻綿原直前の最後の上りカーブを曲がると房総の山並が見える。

山国房総は杉の木が多い。

吹き上げてくる風にひとなでされながら急坂を上り切ると杉に被われた平坦な道に入る。

よく手入れされた杉森の中を抜けると麻綿原のT磁路にぶつかる。

鋪装されている道の直ぐ脇には未舗装の小路が残されている。

杉の間を進むと広い駐車場の前に出る。細い道を上ってきたのでこの広い駐車場に馴染めない。
紫陽花の時季にはかなりの数の車が上ってくるのだろう。

今はがらんとしている駐車場。

駐車場の先から道は少し広くなり両側には花の終わった紫陽花が群生している。紫陽花の時季に来たことはないが天拝園を中心としたこの辺りには5万株が群生しているという。

広くなった道の両側は紫陽花が群生している。

紫陽花の間を縫うように上って行くと麻綿原のT字蕗に突き当たる。

麻綿原のT字路。

このT字路を右折すると天拝園の前をとおり御嶽山の先で左折し札郷を経由して天津小湊に抜ける。

左折すると内浦県民の森までが林道で、その先は安房小湊に出る。
天津小湊からは128号線に入り勝浦、御宿に向かう海岸線沿いを走る。

◆上総牛久から麻綿原までの所要時間は約45分◆

麻綿原高原天拝園→天津小湊妙法寺県民の森→天津小湊天津小湊→御宿地図
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