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  2022年7月:博多
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博多山笠・長浜家櫛田神社・満行寺・Cafe Geroge'sかわ屋・一双

【7月3日(日)曇り】櫛田神社・満行寺・Cafe Geroge's

ラーメンとビールで腹ができたので博多の総鎮守、櫛田神社へ。

正面の鳥居と楼門。

楼門。

楼門を潜るときに門の天井を仰ぐと十二支を掘り込んだ干支恵方盤が見られる。方位に合わせて設置してあるという。毎年大晦日に中央の針を新年の恵方に合わせるそうだ。
仰いで見るために 円板に並ぶ干支の順番が反時計回りになっている。
2022年の恵方は「壬寅(みずのえとら)」方角だと「北北西微北」なのだそうだ。

干支恵方盤。針は確かに北北西微北を指している。

櫛田神社の祭神は大幡大神(櫛田大神)、天照皇大神、素盞嗚大神(祇園大神)の三神で、正殿に大幡主神、左殿に天照大神、右殿に素盞嗚神が祀られている。
日本全国にいくつかある櫛田神社は櫛名田姫を主祭神としているが、こちらの神社に櫛名田姫は祀られていない。ただし、元々は櫛名田姫を祀る神社であったとする説もある。

拝殿前に参拝する人の列ができていた。

757(天平宝字元)年、松阪にあった櫛田神社を勧請したのが始まりで、松坂の櫛田神社の祭神の大幡主神が天照大神に仕える一族の神であったことから、天照大神も一緒に勧請されたと伝えらていれる。
平安時代末期になり、平清盛が肥前国神埼(佐賀県神埼市)の櫛田宮を、日宋貿易の拠点たっだ博多に勧請したという。戦国時代に荒廃したが、1587(天正15)年、豊臣秀吉によって博多が復興されるときに現在の社殿が造営され、今日に至っている。

拝殿の手前右に建つ神馬。奥は参拝者休憩所。

拝殿手前に水を汲む鶴を配した「霊泉 鶴の井戸」がある。
本殿真下から湧き出ている櫛田神社で最も古い井戸で、不老長寿の水として大切にされてきたが、今は塩分濃度が高く口にすることは禁止されている。

霊泉 鶴の井戸。

境内の片隅に建つ赤い鳥居が連なる注連懸稲荷神社(しめかけいなりじんじゃ)。「あしどめ稲荷」とも呼ばれ、店の前で「足を止めてもらえるように」という商売繁盛を祈願するお稲荷さんらしい。

注連懸稲荷神社。

神社の一番奥に飾り山笠が一基。山笠は祭りが終わると解体されるそうだが、この山笠は祭りの後も一年間展示されるそうだ。

表の「義経千本桜」。

義経千本桜の細部。

見返り(裏側)は「怪童 金太郎」。

金太郎の細部。

櫛田神社を出て国体道路(国道202号線)に出ると、向かいに見えるのが浄土真宗の萬行寺の黒い門。

萬行寺の門。

山門の前に立つ案内板には次のように書かれている。
『享禄2(1529)年に七里隼人(しちりはやと)が蓮如上人の命により建てたもの。明治時代の住職・七里恒順は真宗の名僧といわれた。 また、薄幸な身で信心深かった遊女名月の墓から初七日に蓮華れんげの花が咲いたという伝説がある』

「普賢山」の扁額が掛かる山門左に親鸞聖人の像が立つ。

山門脇に立つ親鸞聖人蔵。

山門を入って左手奥に本堂が建つ。

本堂。

本堂内は外観の黒く地味な佇まいと裏腹にきらびやかで豪華。

きらびやかで豪華な仏殿。

仏殿中央の像は黄金色。

「ラーメン長浜家」でランチ休憩したとはいえ、朝からずっと歩き詰め。投宿している東横IN博多駅前祇園の近くで “Cafe George's" を見つけた。

Cafe George's。

ドアに貼られた手作りの看板。

ブレンドコーヒーとチーズケーキで一休み。勘定が『620円です』と聞いて聞き返してしまったが、間違いではなかった。

620円のコーヒーとチーズケーキ。

喫煙可で常連客が多い店だ。
店を出るときにオーナーに、店内の写真を撮りたいと言うと客の一人一人に『写真を撮るので顔をそむけて』と頼んで回る、何と丁寧なオーナー。

エプロン姿で『顔を背けてください』と店のオーナー。

“Cafe George's" からホテルまでは数分の距離、一度戻ってシャワーで汗と疲れを流す。

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