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 2018年8月:台南
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【8月20日(月)晴】友愛街界隈

昼食に良さそうな店を探して泮宮石坊の前を南に。

建物と建物を繋ぐように打ち付けられた小さな「窄門」の看板に気づいた。

細い路地をまたぐ「窄門」の看板。

人が通れるのかと思われるような細い路地の奥にも同じ「窄門」の看板が出ているがどうやら喫茶店らしい。とてもこの細い路地に入る気にならない。

路地の奥にも「窄門」の看板。

めぼしい食堂が見つからず泮宮石坊をくぐって府中街へ。
細い路地の角に人が固まっているので覗くと保哥黒輪の看板、台湾式ファスト・フード店(快餐店)のようだ。

保哥黒輪入り口。

一回は満席で二階席へ。

頼んだのは当てずっぽうの炒泡麺(インスタント麺炒め)は60元(216円)。不味くはないが可も無し不可も無しといった味だった。

炒泡麺は汁無し麺だった。

保哥黒輪の前を更に奥に入ると祭の準備中らしい永華宮の前に出る。

永華宮。

永曆16(1662)年に現在の台南女中の山尾と呼ばれる場所に、福建省安南の鳳山寺の分寺として創建されたのが始まりで、当時は鄭成功の臣下で参軍の陳永華が祀られていた。

拝殿に掛かる「全臺開基」の扁額。

陳永華がこの世を去った後、乾隆15(1750)年に民衆が台湾の文化教育への貢献を感謝し、改修を施すとともに廣澤尊王を祀って廟名を永華宮と改名した。

日本統治時代の大正13(1925)年に、寺廟のあった場所に政府が台湾銀行を建設することになり、孔子廟の対面である「六合境柱仔行」と呼ばれる現在の場所に移築され、その後、1946年、1958年と改築が加えられ、現在の形となっている。

祭壇の主神は廣澤尊王。

友愛街に入って武徳殿の入り口を探しながら葉石濤文学記念館の前まで来ると左手の奥にそれらしい建物が見えるが、入り口が見つからない。
葉石濤(1925 - 2008)は台湾を代表する台南出身の作家。

葉石濤文学記念館。

武徳殿の入り口を探していて忠義路二段に出てしまった。
目の前の建設中の大きな建物は完成すると台南市美術館になるらしい。
建設が進む台南市美術館。

忠義路、府前路を注意深く歩いたが何処にも武徳殿の入り口がない。
孔子廟まで戻り切符を売っている小母さんに尋ねると、少し日本語ができる小父さんが替わって教えてくれた。

武徳殿は忠義国小学校の講堂がそれで、中には入れないが外から撮影できると教えてくれた。

府前路一段から忠義国小学校脇の公園を入って往くと、キョトンとした眼をした野鳥(?)が逃げる風もなく行く手を横切る。

君は誰?

ようやく辿り着いた武徳殿、正しくは「旧台南武徳殿」で、日本の伝統的な社殿建築様式を持つ建物。

日本統治時代の昭和11(1936)年に大日本武徳会が、武道を広めるために台南に創設した道場で、当初、台南大正公園(現在の民生緑園、湯徳章紀念公園)の東側に建設されたが、1936年に台南孔子廟横の現在地に移設されている。

旧台南武徳殿。

友愛街に戻り重慶寺を訪ねて葉石濤文学記念館の裏に回る。

直ぐに見つかった重慶寺はずいぶん小振りなお寺廟だ。

重慶寺。

創建は清・康熙60(1721)年というから、見かけよりもずっと由緒ある寺で、創建当初は臨済宗(禅宗)の寺だったようだが、現在は西藏密宗噶举派(白教)の末寺になっている。台南府城七寺八廟の一つに数えられている。

日本統治下の1916年、日本政府が重慶寺のあった場所に台南州庁舎(国立台湾文学館)を建てるため、現在の狭隘な場所に移転させられ現在に至っている。

拝殿と祭壇。

台南府城七寺八廟とは民間に伝わる台南の代表的な寺廟を、台南文学委員会が1961年に認めたもの。

◆ 七寺
開元寺、法華寺、竹溪寺、彌陀寺、龍山寺、重慶寺、黃蘗寺
◆ 八廟
府城隍廟大關帝廟大媽祖廟、水仙王廟、藥王廟、嶽帝廟、風神廟、龍王廟

主神は観世音菩薩。

この寺にも月老公(月下老人)が祀られている。

浮気根絶祈願に御利益がある月老公。

祀典武廟の月老公は「片思い」担当、 大天后宮の月老公は「二人の中を更に強く」担当だったが、こちらの月老公は「浮気根絶」が担当だそうだ。

この寺で一番の人気は「速報司」。
速報司は民衆の苦難を素早く神に伝える使者の役割を担っている。特に男女間の恋愛トラブルにはとても敏感で、浮気や不倫の解決が専門だという。

速報司の前に置かれている瓶は「醋矸(Cugan)」と呼ばれる酢甕で、男女が諍いを起こしているときにに、この瓶をかき混ぜ、月下老人や菩薩に心から祈れば、仲直りができると伝わっているこの寺独自のものらしい。

速報司と醋矸。

もう一カ所、今回は見落とした大観音亭の月老公は「結婚祈願」に御利益があるという。台南の月老公、たいしたものだ。

* 重慶寺の月老公と速報司の写真は南人幫のサイトから拝借した。

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