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  2010年4月:上海
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上海環球金融中心南翔饅頭店

【4月30日(金)】南翔饅頭店

地鉄2号線、陸家嘴駅から黄浦江を渡って一駅、南京東路駅で下車、徒歩で上海書城(大型書店)に向かう。

上海書城はウイークデイの昼間だというのにすごい混雑ぶりで、書架の前で広げた本に読みふける人や熱心にメモ帳に書き写している人の姿も珍しくない。

一階から七階が上海書城の書店になっている。

上海の地図を買いに来たのだが、いくら地図売り場の書架を探しても上海の地図が並んでいない。そんなはずはないとレジカウンターに聞きに行くと、カウンターの真横に上海の地図が積んであった。その中から大型の地図を買う。名刺大のフレネルレンズが附属して98元(約1,372円)。8年前にこの書店に来たときに店内の写真を撮ろうとして、店の人にひどく咎められたのがトラウマとなっていて大きな書店内を撮影するのがためらわれた。ということで今回も店内の写真はない。書店内は今も撮影禁止なのだろうか?

『ここまで来たのなら…』という李さんの言葉に豫園まで歩く。

豫園と言えば庭園だが、その周囲に広がる庭園の三倍くらいの商業地域も含めておおざっぱに豫園と呼んでいるようだ。その豫園に来てみるとウイークデーとは思えない人出。海外からだけでなく中国各地から観光客が押し寄せてくるのが豫園なんだと李さん。

歩き疲れたし、時間も中途半端なので庭園には入らず九曲橋の前にある南翔饅頭店で一休みすることにした。店の前は南翔饅頭店名物小籠包の持ち帰りを買う人が長蛇の列を作っている。

持ち帰り小籠包を買う行列。

持ち帰り客の列を横目に二階に上がってみると、鼎興楼がさして待たずに入れるという。4時半と夕食には早すぎる時間だがこの機会を逃す手はない。空席待ちの椅子に座って待つこと20分。

南翔饅頭店「鼎興楼」の入り口。

三種類の小籠包が2個づつ入ったセットを二種類、これで六種類の味が楽しめる。二つで120元(約1,680円)。さらに南翔饅頭店の定番だという蟹肉小籠包6個入りを一つ頼む。35元(約490円)。

二人で三蒸籠、これだけで夕食の代わりになった。

店内は思っていたほど広くない。

店の奥で休みなく手を動かす若い小籠包職人達。

100年続く店だというので期待した小籠包だったが東京芝大門の新亞飯店で食べた小籠包の方が強い印象が残っている。店を出る時も持ち帰り小籠包を求める長い行列は短くなっていなかった。

昨日今日と歩き続けだったので、ホテルに戻ることにして南京東路駅に向かう。途中に地鉄10号線豫園駅があったがシャッターが降りていて、壁に張り紙がしてあった。

シャッターが降りていた豫園駅。

これが豫園駅入り口の張り紙。

張り紙には『お知らせ(正規の) 上部機関からの通達により: 2010年4月10日から、軌道交通10号線 新江湾城と航中路の間が完成・開通し試運転中です(虹橋火車駅から上海動物園駅間は未開通)。運行時間は9時から16時。以上お知らせします。』みたいなことが書いてある。なるほど、夕べ海倫路駅で10号線への乗り換え口シャッターが降りていたのは運行時間外だったわけか。

中山公園方向に帰る李さんとは南京東路駅で分かれて世紀大道を回ってホテルに戻る。
テレビをつけると万博の開会式の様子が中継で放送されている。チャンネルを回してもメインのチャンネルは何処も万博開会式の中継一色だ。

明日の朝食のためにホテルの近くで小吃屋を探して多倫路文化名人街まで歩いてみたがこれはと思える店が見つからない。ホテル真向かいの細い露地(海倫西路)に入ると良さそうな店が何軒か見つかった。明日の朝はここに来てみよう。

包子屋の前を通りかかったときに後ろから『 コンバンハ』と覚束ない日本語で呼び止められた。怪しい客引きかと思いながら振り返ると『ニホンジン?』。包子屋のオーナーだと自己紹介してきたのは楊海鯉さん、東京に居たことがあるという。

万博開会式典の花火がホテルの部屋にも響いてきてうるさいくらいだ。
しばらくテレビで開会式の様子を見ていたが、画面にはヨーロッパ、アフリカ、東南アジアからの来賓の姿が頻繁に映し出されるのに日本からの来賓が紹介されないのは何故だろう?

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