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  2014年4月:ビエンチャン
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【5月4日(日)】 ワット・ビアワット/ワット・カオニョット

朝食前にホテルの周囲を一周。
ホテルを出ると半袖ではヒンヤリするくらい涼しい。
ホテルの東側に並ぶワット・チャンタブリーの本堂の上から陽が射し始めた。

明け方のワット・チャンタブリー。

ワット・チャンタブリーの前を離れようとしていると、向こうから、これも散歩中なのか50前くらいの浅黒い顔の男が一人、笑顔で近づいてくる。ビエンチャンの人 ではなさそうだ。

通り過ぎて行くのかと思ったら目の前で立ち止まり、『オハヨウゴザイマス』。

『おはようございます』と返すと、『中国人ですか?』『韓国から来たのですか?』の問に続けて『いいえ』を返す。
『何処から来たんですか?』に『あなたは何処の人?』と聞き返すとフィリピンのマニラから来ているという返事。さらに続いて『あなたは何処から来たんですか?』『いつまで滞在しているんですか?』と、なかなか離れていかない。

『東京から来ているけど、明日は帰る予定だよ』と答えると『奥さんと一緒?』『一人旅だよ』

東京は好いところだね、姉がいるんだ。姉さんは東京の何処に住んでいるの? 行ったことがないから、何処にいるのか知らないんだ。そうそう、フクシマは酷い目にあったね、妹がいるけど大変だったみたいだよ。フクシマの何処にいるの? どこに住んでいるのか詳しく聞いてないんだよ。

家族が日本に滞在しているって言うのに、その滞在先を知らないという。せめてイケブクロとかコオリヤマくらいは言ってみろよ。ずいぶん都合良く日本に滞在している姉や妹がでてきたものだ、いい加減なことを言って。

姉や妹がが日本にいるって言うのは日本というこちらとの共通項を持ち出して、親近感を覚えさせるための小道具ってことだな、と思っているところへ『今夜、何処かで待ち合わせて、一緒に食事でもしないか?』

気ままな旅先で時間に縛られる約束をするのは嫌いなんだ、これから行きたいところがあるので失礼するよ。用がありそうなのは彼の方で、こちらは彼に用はない。

出会って15分しか経っていない旅行中の男を食事に誘う? なんだか、何処かで出会ったような光景だなぁ。

ファーグム通りを見通すとその佇まいがホーチミンやハノイ市を思い起こすが、どちらの街よりも緑がくどくどしくない。
遊歩道の植え込みに並ぶ未だ若いJampaの木が白い花をつけている。

花を着けたJampaの若木。

ラオスの国花Jampa。

ファーグム通りを西にワンブロック、今まで一度も歩いたことが無いクーンブーロム通りを北に歩く。なにとて記憶に残らない通りだ。クーンブーロム通りの最初の交差点でワット・インペンの前に出た。

ワット・インペンの境内を通り抜けて細いインペン通りに入ると、子供の頃に見たのが最後の記憶だろう、それ以来、長いこと目にしたことがない犬の交尾に出会った。

子供の頃以来の光景。

インペン通りを抜けてホテルに戻り朝食。
このホテルの朝食は滞在中ほぼ毎朝同じ、可も無し不可も無しと言うところか。

今日の朝食。

朝食後は見落としていた寺院ワット・ビアワットとワット・カオニョットを捜してファーグム通りを東に辿り、マホーソット病院の前に出る。

マホーソット病院。

病院内の駐車場に薄いビニール製のカバーでスッポリ覆われた車が停めてあった。
車がクリーンルームに入るための防塵キャップを被ったようだ。周囲には車を汚すような木の実も落ちていないし、タイヤを見ると普通に走っているようす。 あるいは単なるカバーなのかも?

マホーソット病院に駐車していたカバーを被った車。

この病院にやってくる人が多いと言うことなのだろう、病院の前に果物や野菜を並べた屋台が出ている。

果物を売る屋台。

野菜や副菜を売る屋台。

野菜を売る屋台にパンパンに脹らんだビニール袋が沢山並んでいる。中身は漬け物のようだが、店主に声をかけると手振り身振りを交えて、どの家でも食事には欠かせないものだと言っているようだ。

醗酵していると思われる漬け物。

赤い花をつけているメコン川遊歩道の木。

◆ワット・ビアワット(Wat Phiawat)
マホーソット病院から100mほど東にJampaの木に囲まれて建つ小さな寺院がワット・ピアワット。由緒・由来は不明。

Jampaの木に囲まれて建つこぢんまりした寺院。

境内も狭く木立に囲まれているので全体が見えないが可憐な印象の本堂だ。

可憐な佇まいの本堂。

境内の奥に建つ高床式の建物はワット・チャンタブリーの境内でも見かけたように僧坊だろう。

この寺院の僧坊も高床式。

ワット・ピアワットの境内を通り抜けてワット・シーサケートワット・ホーパケオに続くセーターティラート通りに出る。

セーターティラート通り。

◆ワット・カオニョット(Wat Kaonyod)
セーターティラート通りに出て西に数十メートル、これも由緒・由来が分からない小さな寺院ワット・カオニョットの前に出る。

門の色が妙に色っぽいワット・カオニョット。

簡素な本堂。

門の横でスパッツをはいて半跏しているピンク色の像は誰だろう。修行中の仏陀か?
口ひげや襟飾り、腕輪などがあるのでラオスにゆかりのある王か王子像ではないのだろうか。台座には銘板が嵌め込まれているがラオ語のみで読めず。

スパッツにピンク色、はてどなただろう?

僧侶の顔では無さそうだ。

この寺院の奥にも高床式の建物があったが、手摺りに僧衣が掛かっているところを見るとやはり僧坊だろう。

木陰の手摺りにオレンジ色の僧衣が掛かっている。

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