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  2010年8月:ホーチミン
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【8月20日(金)】ホテル周辺

今日の朝食(今朝のフォー)

昨夜はエアコンを止めて寝たが暑くて途中で目が覚めると言うこともなかったが、日本時間で眼が覚めてしまった。未だ4時前だ。シャワーを浴びて二度寝。6時に眼が覚めた。未だ薄暗く、外は霧が濃い。

今回の宿泊は朝食付き。
7時前に9階のレストランに上がってみる。ウエスタン風、アジアン風の朝食が揃えてある。このホテルは白人の宿泊客が多いようだ。

レストランの片隅でフォーを作っている。このフォー、麺がしっかりしていて汁もコクがあるのにさっぱりしていて美味しい。

10時頃、ホテルの周囲を一回りするつもりで出る。
ホテル真ん前の通り、ファングーラオ通りを挟んで反対側は緑濃い大きな公園だ。

ホテル前の公園。

ホテルの前からファングーラオ通りを西に歩く。この通り、白人のバックパッカーの姿が多い。歩道上はペットボトル水を売る屋台が商売をしていたり、何台ものスクーターが停めてあったりで真っ直ぐ歩けない。

店内にアオザイが並んでいる洋装店"Man Dat"があったので覗いてみた。

洋装店"Man Dat"。

アオザイはいくらからで作れるのか聞いてみると、材料やデザインによるという。そりゃそうだ。
とりあえず生地を見せてもらう。単色、柄、化繊、絹と多様だ。デザインも現代風のワンピースからクラシカルなものまでさまざま。

他の洋装店を何軒か見てから決める方が好いのだろうが、ここはホテルから近いし、店員も親切で丁寧な対応をするので、藤江さんから頼まれてきたアオザイをこの店で頼むことにした。古典的なアオザイの形でいいと思うが生地を選ぶのが難しい。

壁に掛かるアオザイ。

生地(柄もの)とデザイン(クラシカル)を決めて、藤江さんがE-mailで知らせてきたサイズを渡す。日曜日(22日)の夕方できあがるという。生地と仕立代で500,000VND(約2,500円)。アオザイは体にぴったりしたサイズで作られるようなので、自分で採寸したという藤江さんのデータが心配で店員にそう伝えると、サイズ調整用に縫い込みを多くして仕上げるという。なるほど、慣れたものだ。

中央の女性が対応してくれた。男性はかれらの友人だという。

Man Datの先で両替所を併設した旅行会社の前を通ったら中から『Herro!』」と声をかけてきた。この辺りにたくさん並んでいる小さな旅行会社の一つだ。冷やかしで覗いてみたら日帰りツアーがあるようだ。少し様子を聞いたので後で出直してみよう。看板を見たら"Lac Hong Tour"と書いてあった。

Lac Hong Tourの店頭。

Lac Hong TourのThuy Duongさん(左)とNga Nguyen Thiさん。

タイビン(Thai Binh)市場前に並ぶ青空マーケットは果物や野菜が豊富。写真を撮らせてくれと頼むと皆気持ちよく応じてくれる。

青空マーケットの入り口。

無造作に並べられた果物。


葉野菜なのかフォーに入れる薬味なのか、種類が多い。

元気な野菜売りの小母さん。

魚の不要部分をハサミで器用に切り取る魚屋さん。

魚の中には鯖に似ているもの、鯵のような魚などもある。生きたカエルやナマズもある。

鯵によく似ているが、鯵かな。

藁で縛られたカエルと口をパクパクさせているナマズ。

タイビン市場の中は何でも売っている。食品だけではなく靴やサンダル、衣類まである。
肉屋でしばらくその仕事ぶりを見ていると肉をさばく手を休めて『何処から来たの』と聞いてきた。冗談半分で『你想我从哪里来的?』と返したらなんと、この肉屋の小母さんは中国の出身だった。

今は普通話(北京語)も使うことがないので上手く喋れないヨと言っているようだった。この小母さん、しきりに話しかけてくるのだがベトナム語だ。その横で彼女の娘さんが英語で補足してくれた。そういえばこの肉屋、全員女性だ。

気付いたら全員女性だった肉屋さん。

タイビン市場の外観。

タイビン市場を抜けて外に出ると、道の真ん中に立つ鉄塔に黒いケーブルが集まっている。見慣れない光景で異様だが、これ、インフラストラクチャーの一部だろう。電話線だろうか。

四方に張られた黒いケーブル。

タイビン市場からファングーラオ通りを戻ってドークアンダウ(Do Quang Dau)通りを右折、簡易ホテルや食堂が並ぶ雑然とした道に入る。

雑然としたドークアンダウ通り。

ドークアンダウ通りの突き当たりはブイビエン(Bui Vien)通り。レストランやカフェ、雑貨店、T-シャツ屋などの土産物店が並び観光客が大勢歩いている。

カフェが並ぶブイビエン通り。

Galleryとある店を覗くと知っている絵が多数飾ってあるがどれも複製画だ。見たことのない絵も多分複製画なのだろう。こんなGalleryが何軒か並んでいる。店内で原画の写真を見ながら複製画を描いている店もある。作業しているのは皆若い人達ばかり。

複製画を売るDuc Tai Gallery。

店内で複製画を作成しているGallery。

お洒落雑貨を売る店の名前が"COME & BUY"、ストレートな店名だ。その隣に青い瓦屋根の下に何かが祀ってある黄色く塗られた門がある。何だろう。

COME & BUYの左隣に黄色い門。

屋根の上に赤い玉を真ん中に向かい合った龍がいる。中国の風習と関連があるのかも知れない。
今朝、立ち寄った洋装店の"Man Dat"の店内にも、旅行会社の"Lac Hong Tour"の店頭にもこの祠のミニチュアが飾ってあったが、商売繁盛の神さまを祀ってあるのだと、後になって"Lac Hong Tour"のNgaさんが教えてくれた。

祀られているのが誰かは分からなかったが、商売繁盛の神さまらしい。

ブイビエン通りの両側にある店を冷やかしながらデタム(De Tham)通りに出る。
交差点に建つCafe & Barの"CRAZY BUFFALO"はこの界隈の地理を覚える数日間、恰好のランドマークになってくれた。

ランドマークになってくれたCRAZY BUFFALO。

ドークアンタウ(Do Quang Dau)通りに戻り、ファングーラオ通りに抜ける細いカギの手に曲がった路地に入る。

ドークアンタウ通りからファングーラオ通りに抜ける路地の入り口。

この路地は一泊1,000円以下の簡易ホテルが ビッシリと並んでいる。ここを出入りするバックパッカーの姿も多い。ホテルに混じって長期滞在者を対象にしているのか、貸間もあるようで入り口に"For Lent"の看板を出している建物がたくさん目についた。

両側に簡易ホテルが並ぶ路地。

いったんホテルに戻り一休み。背中が汗でびっしょり。

セイフティーボックスが直っているようだ。しかし心配なので、扉を閉めずロック・アンロックのテストを繰り返してみた。するとキングピンというのだろうか扉をロックするバーが最後まで動かずに途中で引っかかることが分かった。手で押さないと最後まで戻らない。これが原因で扉が開かずエラーになるようだ。
最後に 扉を閉めて試してみたら案の定、エラーで開かなくなってしまった。エラーの原因と思われるピンの動作不良をフロントに伝えて再度修理を頼む。

トラブル続きのセーフティーボックス。

あまりの暑さにショートパンツに着替えて出かける。
昨日と同じPHO24で昼食。昨夜のスタッフは一人もいなかった。Pho Bo(牛肉入り)42,000VND(約210円)。

明日の日帰りツアーを申し込みに旅行会社Lac Hong Tourへ。一人でカウンターを仕切っているNgaさんが勧めてくれた追加料金一切無しというメコンデルタ一日ツアーに申し込んだ。バス代、ボート代、入園料、果物、蜂蜜茶、ツアーガイド・昼食付等々で8USD(約680円)。土産物屋とか何かに仕掛けがあるのかも知れないが、パンフレットにあるとおりならコリャ安い。

一日ツアーのあれこれをNgaさんから聞いているときに、若者が一人、忙しなげに飛び込んできた。RMB(中国元)をVND(ベトナムドン)に両替して欲しいと何やら落ち着かない。ハノイまで行きたいので切符が欲しいと言いいながら隣の椅子に座った。様子を見ていて『你是中国人吗?』と声をかけたらピンポーン。
一度就職してから大学に戻って勉強していると言うから大学院か何かなのだろうか。一人旅だという。彼も両替は混乱するらしく、早口でまくし立てながら電卓をたたき、メモ用紙で計算し直し、渡された札を数え直し、ハノイ行きの切符も買わずアタフタと出て行った。

ホテルの部屋から見える工事中の高いビルが気になってファングーラオ通りの東端、チャンフンダオ(Tran Hung Dao)通りまで歩いてみた。
信号のない交差点でお互いにぶつかることなく、交叉し、すり抜けて行くバイクの群れにしばし見とれる。

渋谷駅前交差点のホーチミン・バージョン。

バイクの流れに見とれ、ファングーラオ通り沿いの公園を抜けるとベンダイン市場の直ぐ近くに出る。

ファングーラオ通りの歩道上で見かけた対局は中国将棋らしい。

工事中の建物までは未だ距離があるのでここからホテルに引き返す。

中央がBITEXCO FINANCIAL TOWER。

ホテルに戻ってから、フォロントのカウンターに置いてあった無料のビジネス誌を手にしたら、このビルの広告が載っていた。それによると、この建物は"BITEXCO FINANCIAL TOWER"という金融センター・オフィスビルで、完成するとホーチミンで一番高いビルになるようだ。このビルの右側にチョコンと飛び出ているのはヘリポート。

チャンフンダオ通りとファングーラオ通りがぶつかっている三角地帯に小型バイクを並べた真新しいビルがある。mc.2と書かれている。バイクショップかと思って近づくとパソコンショップだった。
ドアを開けると h/p、acer、Appleなどのノートブックが並んでいる。2階はソニー・ショップでVAIOやデジカメ、音楽プレーヤーなどが並んでいた。

一見バイク屋のようだがパソコンショップだった。

歩いていると、とにかくスクーターやバイクが乗らないかと入れ替わり立ち替わり片言の英語で声をかけてくる。ホーチミンのバイクタクシーは役所への申請・届出も登録も必要がないそうで野放し状態なのかもしれない。断るのも面倒なので試しに『我是中国人』と返してみると、こちらが何を言っているのか分からないらしくて殆どが離れて行く。思っていたよりも中国語が通じないのかも知れない。

7時過ぎに夕食に出る。
昼間、洋装店Man Datや旅行会社Lac Hong Tourに行くときにその前を通ったオープンテラスのレストラン「Milwaukee」に行ってみた。店の入り口に立てられたメニュースタンドの傍に立つアオザイ嬢がベトナム料理だというので入ってみたが大ハズレだった。

欧米人をメインの客にしているようなメニューでベトナム・レストランではなかった。鶏肉の野菜炒めが4.7USD(約400円)では高い。味は悪くなかったがボリュームがないしベトナム風でもなかった。店の名前で気づくべきだったか。

レストランを出てホテルに戻る途中、30歳くらいの小柄な女性が近づいて来た。胸の谷間もあらわなぴっちりした黒いワンピースを着ている。いかにもプロフェッショナル嬢といった女性だ。並んで歩き始めるやいなや『私のホテルで1時間遊ばないか』もっとストレートに『You can fxxk me.』と来た。面倒なのでまたぞろエセ中国語であしらおうとしたがしつこくついてくる。
相手にせずに歩き続けホテルの近くまで来たら、ブツクサ言いながら離れていった。せめていくらだか聞いておけば好かったかなァ。

湿度が高いせいで気づきにくいがこちらに来てからノドがいがらっぽい。バイクに乗っている女性に目から下が完全に隠れる大きなマスクをしている人が多い。時たま歩行者にもマスクをしている女性がいるのは空気が悪いせいだろう。


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