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  2007年5月:ソウル
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【5月29日】 東大門周辺

羽田空港からの出発で朝9時過ぎに家を出る。改めて羽田空港の近さを実感する。
羽田空港第二ビルからバスに乗るなど一寸面倒だと思ったが、バスに乗ったりシャトルに乗るのは成田も同じこと、羽田の方が規模が小さいだけ気分的な負担も少ない。
チェックインも出国審査も列が無くすんなり済む。
搭乗待合室に入ってから保険を掛けていないのを思いだした。ここには保険会社のカウンターはなく自動保険販売機が一台あるだけ。しかたなくその保険販売機に挑戦した。

こぢんまりした羽田の国際線搭乗待合室。

パソコンを開いてインターネット接続を試したら無料の無線LAN "FREESPOT"に接続できた。メールチェックもすんだので免税店を覗くと"Royal Salute 21"のスペシャル腕時計付きキャンペーン販売をやっていた。成田空港では"Ballentine 21"がスペシャルバッグ付きでキャンペーン販売されていたが、あのキャンペーンは4月末までだったか。
キャンペーン嬢のアヤさんにお願いしてポーズをとってもらった。
BallentineのキャンペーンもRoyal Saluteのキャンペーンも同じ輸入業者のプロモーションだとアヤさんが教えてくれた。価格はどちらも10,500円。

たくさん売れるといいですねアヤさん、なんて言いながら自分では買わなかった。

羽田発 13:00 金浦着 15:15 KE6708便。搭乗機は久しぶりのジャンボ。
チェックインの時にドアサイドかファーストエンドを頼んだらドアサイドが空いていた。足下は広いし目の前に女性クルーがこちらを向いて座ってくれるし、ドアサイドはいい席だ。

隣の席はハワイ出身、奥さんが日本人で毎週ソウルに会議に出かけるという人だ。クルーから非常口を使うときの手伝いについての説明シートを読んでくれと渡されたら、かのビジネスマン、質問があるという。
渡されたシートには非常ドアを開けるまでの手順と手伝う内容が絵解きされていたが、どの絵に描かれている人も笑顔が見えるが、この状況って緊急脱出だよね、何で笑顔なの?
これにはクルーも大笑い。私もつられて笑ってしまった。

彼の仕事はPC関連のソフトウエアだというがリテール製品ではなく組込系のソフトのようで具体的なことは話してくれなかった。
毎週同じ便でソウル、東京を行ったり来たりしているという。先週、幕張の展示会場でキャッシュカードを無くしてしまったが、たった今見つかったと携帯電話に知らせがあった、私はラッキーだとしきりにうなずいていた。
名刺交換のきっかけにと彼の写真を撮らせてもらったら案の定名刺をくれた。Tre Zimmermanさん、31歳。ソフトウエア大手の副社長だった。

陽気なTre Zimmermanさん、ずっとNote PCでレポートのようなものを書いていた。

金浦国際空港には4時頃到着。羽田と同じように金浦国際空港も空いている。入国審査カウンターも数が多くない。

こじんまりした入国審査カウンター(カウンターを通り抜けてから撮影)。

荷物を受け取って到着ロビーを出ると正面にLee HoさんとKaoさんの顔があった。
ホテルまでおよそ1時間。Best Western Hotel Dongdaemunには5時頃チェックイン。Lee Hoさんと簡単に明日の会議の打合せを行いフロント前で別れる。

フロントは素っ気ないがパスポート提示も不要だと簡単にチェックイン。部屋はツイン。古いが雰囲気のある部屋だ。
PCの電源を入れたらNESPOTという無線LANが見つかったがメンバーのみの接続だった。フロントにインターネット接続サービスの有無を訊いたら1階のロビーにインターネットにつながっているPCが一台あり無料で使えると言う返事。インターネット普及では先進国と聞く韓国のホテルで意外でありもちろん不便でもある。

一寸うらぶれた雰囲気のツインルーム。

シャワーを浴びて7時頃東大門周辺を探索に出る。ホテルを出て直ぐに裏手に回るとその辺りは庶民的な食堂が並んでいる。

飾り気はないがその分親しみの持てる店が並ぶ。

一度通り抜けてオガンスギョを左に折れ清渓川に沿ってトンデムン・シンバル(靴)商街をぶらつく。お腹が空いてきたのでさっきの食堂街に戻って入る店を物色する。

東平和市場の照明を映す清渓川。

トンデムン・シンバル商街。

客が入っていない小さな店の前で小母さん二人が立ち話をしている。店の入り口前に置かれた大きな鍋になにやら山盛りになっている肉と骨の塊に真っ赤な唐辛子がかかっている。

たっぷりした唐辛子汁の中の骨付き肉と大きなジャガイモ。

韓国語が分からないので冗談に中国語で『これ何っ?』て訊いたら、小母さんの一人が一寸待ってというように私を制してどこかに走っていった。引っ張ってこられた若いお母さんが『これ美味しいから食べて生きなさい、5,000Won(約670円)だよ』としきりに勧める。
しばらく片言の中国語でやりとりしてから誰もいない店内に入った。先ほどの鍋を頼んでみた。豚肉を捌いた後の骨をケジャンククのように煮込んだものだった。

骨の髄まで食べられる『カムジャク』は量もたっぷり。

ティッシュ・ペーパー代わりにトイレット・ペーパーはご愛敬。

いきなりご飯も味気ないのでマッコリを頼んだ。持ってきてくれたのは冷えたペット・ボトル入り。栓を開けようとしたら手を横に振りながらご亭主が飛んできた。彼の手振り身振りから想像するといきなり栓を開けると中のマッコリが噴水のように吹き出してしまうと言うことらしい。ボトルを横取りしたご亭主、しばらくボトルの栓の辺りをいじっていたが中のガスを抜いたのだろう、どうだと言わんばかりにシュッと栓を開けて見せてくれた。

会話にもならなかったがご亭主と照れるお母さんを無理矢理引き込んで記念撮影。私の前のテーブルで背中を向けて自らあつらえた夕食を食べ始めたご亭主とマッコリで乾杯。

照れながらもご亭主に肩を抱かれて嬉しげなお母さん。

他に誰も客がいないな~と思いながら食べ終わる頃になって、お母さんに呼び込まれた外国人が三人は行ってきた。ロシア語だ。お父さんは片言のロシア語ができるようで彼ら三人はウズベキスタンの人達だと教えてくれた。強面の彼らの写真も撮らせてもらった。

007の映画にでも出てきそうな面構えだが、別れ際に声をかけてくれた。

お腹も一杯になり「マシッソヨ」と「ケサネジュセヨ」を呪文のように唱えて勘定をしてもらった。マッコリが3,000won(約400円)で併せて8,000won。今日の交換レートで約1,080円。注文した料理が『カムジャク』、店の名前は『パースンチ』だと帰国してから店の写真を見た金宣我さんが教えてくれた。
食後は再度清渓川に沿って手頃なサンダルを探しながらトンデムンシンバル商街を冷やかして歩く。

オガンスギョの交差点から見た"Doota Tower"(トウサンタワー)。

マルンネダリ(橋)で清渓川を渡って南平和市場の周辺をくねくねと抜けて東大門運動場・野球場の間を抜ける。この辺りはずっと露天商が並んでいる。

露天の殆どが衣料品と履き物だ。

野球場を取り囲むように黄色いテントが並ぶ。

野球場前の地下道から反対側のファッションTV前に渡りミリオレに入ってみる。革のサンダルを見つけたのではいて見るとなかなか具合がいい。55,000won(約7,400円)だというがポケットの中にはむき出しの札が33,000wonしか入っていない。ポケットを裏返して見せたらそれだけでいいというので帰りのタクシー代が3,000won程要るからと言って30,000won(4050円)で買った。すんなりと売ってくれたところを見ると未だ安くなったのかもしてない。


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