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 2008年11月:ソウル
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【11月21日】Sandoll

晴れ。
6時半起床。7時にホテルのダイニングで朝食、部屋に戻りメールチェック。

10時45分、Sandollを訪問するためにホテル前でタクシーを止める。乗り込んでからSandoll社の名刺を見せるとしばらくカーナビゲーションを操作していたドライバー氏、こちらを振り返って手を振りながら下りてくれと言っている様子。こちらも負けずに前方を指しながら日本語で早く言ってくれと応酬したがラチがあかず結局そのタクシーを降りた。何だったんだろう?

二番目のタクシーは走り出す前に渡した名刺を見ながら電話をかけている。誰が出ているのか分からないがしばらく話し込んでいたがどうやら道順を訊いていたようだ。
やっと走り出したが道に不案内なぶん、教えられたとおりの道を走ったようで30分くらいでSandoll社に到着。早速Leeさんに社内を案内してもらった。

Sandoll社の玄関に飾られている古いタイプライターコレクションの一台。

文字に対して強い思いを持つ若きタイプフェイスデザイナー達。

ランチを一緒にとのSeok社長の配慮で徒歩で10分ほどのテハンノにある創作韓国料理店「dam'A」に案内される。このレストランはSeok社長が今年の10月に開いた店だと聞いてびっくり。確かに店内のあちらこちらにハングルタイプフェイスのスケッチやデザインの過程を示す大きなポスターが貼ってある。

于くんの『なぜフォント会社の社長が創作韓国料理のレストランを?』という率直な質問にSeok社長は考え込んでしまったが、『文字も食もそれぞれの国の長い歴史と文化の上にあるもの、そこに共通点を見い出されているのは?』の助け船にしきりにうなずいておられた。

リッチなランチタイムに乾杯。

初めて体験する創作韓国料理はどの皿も韓国料理という印象は薄い。優しく穏やかな味わいでとても食べやすい。
『新鮮な季節の材料を生かすことを大切にしており、その日の朝、市場で入手できた材料によってメニューが変わります。』という社長の顔はフォント会社社長からレストラン経営者のそれになっている。

珍しい料理ばかりが幾皿出ただろう、7、8皿はあった。どの器もしっかりした造りの陶器でテーブルを盛り上げている。
食べるのに夢中でたった一品写真を撮ったのが炒めうどんの皿。ランチだというのに開けてくださったワインは好きなブドウCabernet Sauvignon、軽めの赤だったが料理にも合い大変にリッチなランチになった。Seok社長のご配慮と厚いおもてなしに改めて感謝だ。

イカと海老、ブロッコリー入りの炒めうどん。

ゆったりした豊かなランチから社に戻り、3時から営業のLeeさんの助けを借りてKimさんと昨日のセミナーの結果も含めて今後のビジネス展開について打合せを行う。

打合せ後はいったんホテルに戻る。
昨年11月にソウルを訪れたときはどの地下鉄のプラットホームも安全壁とドアは設置されていなかったが、今回利用したいつかの線ではそれらの設置工事が進められていた。既に工事が終わっている線もあるのでプラットホームの安全対策が全地下鉄路線で一斉に進められているのだろう。

2号線「東大門運動場駅」ホーム。

ホテルまでの帰路、地下鉄に乗って改めて気づいた点がもう一つ。
地下鉄2号線車輌の吊革は革ではなく金属製だ。座席もむき出しのスチール製で柔らかいクッションで包まれていない。これは2003年に起きた地下鉄の火災を教訓にして難燃性の材料を使用しているからだと聞いたことがある。

スチール製の吊革(吊金?)。

サムソン駅で降りてホテルまで約10分。ホテルの一角がイルミネーションで飾られ遠くからでも直ぐにそれと分かる。

中央左がIbis Hotel。

クリスマスツリーが画皿れたホテルのロビー。

このホテルのカードキーは差し込み方向が縦になっている。最初の夜はカードを水平に差し込もうとしてドアを開けるまでにずいぶん手間取ってしまった。カードキーを縦に差し込むドアロックはこのホテルが初めて。

カードキーは縦に差し込む。

広いとは言えないがきれいな部屋だ。

Sandoll社の有志と夕食を共にするために6時過ぎ同社を採訪。「とんとんじゅ」を呑みたいというリクエストにSeok社長自らの引率で韓国鍋料理店に繰り出す。

鍋をつつき始めてしばらくすると店の人が後からいきなり褐色の何かを鍋に放り込んだ。初めは何を入れたのか分からなかったが湯気の合間にこぶし大のタコが元気に身をくねらせているのが見えた。このタコ、ハサミで足だけ切り離して醤油ベースのタレで食べたが柔らかくて美味しかった。
韓国鍋屋さんでは10時近くまで「とんとんじゅ」と「まっこり」を交互に浴びた。

今夜は酒豪の集まりみたいだ。

飲み足らない面々だけで二次会に流れた先はSandollの皆さん行きつけのカラオケ。ここからが彼ら彼女たちの本領が発揮されたステキな時間だった。

まだまだ元気なBruceさん、Leeさんと歌姫たち。

足下がおぼつかなくなったBruceさん、まだまだ元気なKimさんに引きずられるようにしてなだれ込んだ三次会の開場は混み合っているバー・ラウンジだ。
財布の中に残っていた領収証で分かった店の名前は「Kobutsusho(古物商)」、この辺りから記憶が定かではない。

深夜2時を過ぎても賑やかなKobutsushoの店内。

とにかくタクシーを捕まえてテハンノからホテルに帰ったのが朝方の4時。もう何をする元気もなくそのまま寝てしまった。


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