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  2011年5月:瀋陽
5月3日5月4日地図
杭州小籠包瀋陽故宮中路東所・西所東路鑾駕庫後苑・西路瀋陽路●故宮全景

【5月4日(水)】瀋陽 ホテルと杭州小籠包店

ホテルの中は全体が薄暗い。
エレベーターで4階に下りると暗い廊下が伸びている。部屋はエレベーターの前からカギの手に回って10段ほど階段を上った薄気味が悪いほどに暗い廊下にある。

ドアを開けて部屋の照明をつけると、内壁を塗り直したようだが何故か薄汚さを感じてしまう。元々の建物の造りが安普請だからだろう。

右手のドアから入ると目の前(左手ドア)はトイレとシャワー。

部屋の雰囲気は何度も利用した北京のSolo IIに似ている。Solo IIは部屋の片側が大きなガラスサッシ戸なので明るい部屋だったが、「如家快捷酒店」のこの部屋は机の前に30cm程の幅の小さな窓が一つあるきりで電気を付けても薄暗い。

ベッドは北京のSolo IIよりもましだった。

机の前にだけカーテンが掛かっている。

机の前のカーテンを開けると人が行き来する非常階段に接している。ときどき目の前を腰から下だけが通り過ぎる。鬱陶しいので滞在中はカーテンを閉めっ放しにしておいた。

狭苦しいが集中できた机。

今朝はノドが痛くて眼が覚めた。6時半だ。

シャワーを浴びようとお湯を出し続けるが一向に温かくならない。フロントに電話をするとすぐに係がやってきて、蛇口を捻って5分待てと言う。洗面所はお湯になったがシャワーは10分近く出しっ放しにしておいたのに一向に温かくならない。
もしやと思って栓を水の側にしてみると、案の定、暫くするとお湯が出てきた。

レースのフリルで飾られた廊下の照明スイッチ。理由は分からない。

フロントで故宮はどの辺りか聞くと、ホテル前の朝陽街を左に行って、もう一度左に曲がりなさい、行けば直ぐに分かります、とだけ教えてくれた。

フロントは仕事熱心な若い女性ばかり。

于くんに予約してもらったこのホテルは瀋陽の中心部にあり、繁華街や名所旧跡にも近い好い立地にあることが分かった。

朝陽街を渡って「如家快捷酒店 瀋陽中街店」を振り返る。

故宮に行く前にホテルの直ぐ右隣にある小さな店「杭州小篭包」で朝食。
今にも潰れそうな店の佇まいだが思い切って入ってみた。満席になるほどではないが客は途切れることなく入ってくる。

毎朝お世話になった小籠包屋。

店先で蒸籠を蒸している。

杭州小籠包3.5元(約46円)、紫菜蛋湯2.5元(約33円)は先払い。店内の数カ所に『先付款 后用餐』と貼りだしてある。小籠包も紫菜蛋湯も特別に印象に残る味ではないが小籠包には黒酢がいいアクセントになる。スープは紫菜湯を頼むこともあり、そちらは1元(約13円)。
瀋陽にいる間はズットこの同じ朝食だったが飽きることがない目立たない味と安いのとが、この店に客足が絶えない理由かもしれない。

杭州小籠包と紫菜蛋湯。

店に入って直ぐ、壁に貼ってある赤い大きなメニューを見ながら注文したが上手く店主に伝わらない。何度か繰り返した後でメニューを指さして、思わす『これ!』と言ってやっと分かってもらえたようだ。

隣のテーブルにいた若い女性客から『日本人だったんですか?』と達者な日本語で声をかけられた。三人連れの彼女達は長安から観光で瀋陽に来ている日本語を専攻している学生だという。こちらが日本人には見えなかったらしい。

右端が声をかけてきた趙晨風さん。

誰もいなくなった店内でご夫婦と思われる店主達の写真を撮らせてもらった。初めのうちはご主人がとにかく恥ずかしがってなかなか座ってくれなかったのだが、(多分)奥さんに促されてやっと並んでくれた。

なかなか座ろうとしないご主人。

お揃いのエプロンが微笑ましい。

さて腹ごしらえも出来た。次は瀋陽故宮だ。

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