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  2011年4月:大連
4月29日4月30日地図

【4月30日(土)】大連

眼が覚めたら昼近い。
部屋のテーブルに置いてあったペットボトルの水2本はすぐに空になる。夕べの酒が未だ身体に残っている。

どうしたことか右側のこめかみの周りが腫れて触るとひどく痛む。痣にはなっていようだが何処かにぶつけたのかもしれない。奥歯をかみしめるとズキリとする。

ホテルはExpediaで予約した甘井子区東緯路にある格林豪泰大連王家橋酒店(Green Tree Inn Dalian Wangjia Qiao Hotel)、3,678円/2泊。古い建物だが内部は改修したばかりのようできれいだ。

この部屋にはバスタブがないので、熱めのシャワーを長めに浴びる。

一泊1,839円の部屋。

部屋にセイフティーボックスがないのでフロントでセイフティーボックスは無いのか聞くと設備がないようだ。貴重品は預かると言うので渡すとフロントカウンター内の小さな台に乗せただけで受取証も寄こさない。大丈夫なのか心配になるが、ままよ。

フロント前のロビー。

フロントカウンター。

ホテルは東緯路と促進路(山東路)の交差点際に建っていた。周囲からは繁華街らしき匂いがしてこない。この辺りには食事ができるところもないのか?

格林豪泰大連王家橋酒店。

交差点を渡ると紫色の小さな花を付けた木が一本、何の木だろう。花の形が沈丁花に似ているが何の香りもしない。ライラックか?

紫色の花をつけた木が一本。

この花の形、ライラックだろう。

大連市内の各地で地下鉄の建設工事が行われている。大きな事故が続いたため、現在は一部の区間が工事を中断したままになっているそうだ。ホテルの真向かいでは工事が行われているようだ 。

ホテルの部屋から見える工事現場と大きな飯場。

ここに地下鉄駅への出入り口ができるらしい。

地下鉄工事現場の前を過ぎると雑誌販売スタンドがあった。人通りがあると言うことだ。この先に少しは賑やかな街並みが期待できそうだ。

雑誌販売スタンドは人通りがある証拠。

カギの手になった道を入って行くと両側に野菜や果物、魚、肉、日用雑貨を売る屋台、腸詰めや揚げ饅頭、包子を売る店が並んでいる。

小さな店が並ぶ東緯路裏の小径。

3時近くになりさすがに腹が空いてきた。中途半端な時間だが食堂はないか。もう少し進んで行くと食堂が数軒並んでいる。「好哥们饭店」とある店に入る。

「好哥们饭店」。Good Brothers Restaulantというところか。

麺が欲しいというと担々麺があるという。汁のある麺はできないか聞いてみるとできるという、その言い方が怪しかった。
暫く待つうちに出てきた器は大きく、大ざっぱに刻んだ葱とたっぷり入った麺は固まったまま。肝心の汁にはダシと言うほどの味もなく塩味が濃いばかりで大外れ。中国に来て初めてではないだろうか、積極的に不味かったので半分近くを残して6.5元(約85円)。

名前も分からない大外れ麺。

箸をとって食べ始めようとしたら隣のテーブルでビールをケースで空けている人達が入れ替わり立ち替わり側に来て声をかけてくる。この界隈にやってくる日本人が珍しいようだ。
言葉の端々から地震と津波、原子力発電所の事故を話題にしているのは分かるのだが、彼らとそれを語れるほど普通話(中国標準語)ができるわけじゃない。

好哥们饭店内。左手前の人達が話しかけてきた。

納得しないままのお腹で店を出て商店街とは言えない道を奥に進んで行くと、周囲にアパートが並ぶ一角に出た。王家橋路だ。ここにも露店が並んでいる。

王家橋路に並ぶ露店。

王家橋路から広い東緯路に出る。殺風景な通りで何処まで歩いてもめぼしいものは何にもない。鼎山公園があるというので目指したが東緯路の西の外れ、周水北橋まで歩いて来て余りにも見所も刺激もない道にくたびれてしまった。

歩道が広い東緯路。

周水北橋でUターンして東緯路を道なりに戻る。
道が大きく左にカーブする辺りに壊れかかった赤煉瓦造りの古い家がある。細い露地の奧を覗くと同じような赤煉瓦の建物が何軒か並んでいる。
ぬかるんだ路地を入って行くと煙突もそのままの家が数軒並んでいた。まだ人が住んでいるようだ。

胡同とは違った趣の赤煉瓦の家。

ホテルの近くまで来ると道幅一杯に詰まった車が一向に動かない。ホテル前の交差点まで来ると、交差点の真ん中でタンクローリー車と乗用車が接触事故を起こし、双方が車を放り出して何やら激しく言い争っている。
夕方のラッシュで混んだ道路がさらに混雑している。

車の接触事故で身動きがとれなくなった道路。

ホテルの前にあるスーパーで酸梅湯(Suanmeitang)と酸棗汁(Suanzaozhi)を見つけたので買う。1本2.3元(約30円)。飲み比べると酸棗汁の方が飲みやすい。

酸梅湯と酸棗汁はどちらもアッという間に空になってしまった。

ホテルに戻ってシャワー後一休み。

夜食はランチで麺を食べた「好哥们饭店」の先にあった店「四季焼烤特色快餐」に行ってみる。店内は満席。地元の人が大勢入っている。

「四季焼烤特色快餐」店。

他にあてもないので店頭に並ぶバットに盛られた総菜から適当に選び、金属製の給食皿のような器に白飯と一緒に盛ってもらう。さて、何処で食べようかと突っ立っていると、店員から店の前に置かれた戸板のような台と幼稚園にあるような小さくて低い椅子に掛けろと促された。

店頭に並ぶバットの中は味付けの濃い総菜。

味が濃かったが食べられないほどではない。9元(約117円)。外はうすら寒いくらいだ。

パラパラの白飯に濃く味付けされた総菜が合う。


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